秋風楽(読み)シュウフウラク

デジタル大辞泉 「秋風楽」の意味・読み・例文・類語

しゅうふうらく〔シウフウラク〕【秋風楽】

雅楽唐楽盤渉ばんしき調の中曲。舞は四人舞。現在は曲・舞ともに廃絶

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「秋風楽」の意味・読み・例文・類語

しゅうふうらく シウフウ‥【秋風楽】

雅楽の曲の一つ。唐楽に属する盤渉(ばんしき)調の曲。舞人は四人で、常装束のもろ肌をぬいで舞う。明治以後の楽譜には収録されていない。《季・秋》
源氏(1001‐14頃)紅葉賀承香殿の御はらの四のみこ、まだ童(わらは)にて、秋風楽舞ひ給へるなむ」
[補注](1)「教訓抄‐三」によれば、この曲の作者をめぐっては常世乙魚・大戸清上作と唐伝来の二説がある。
(2)「楽家録‐三一・本邦楽説」では楽名の由来を「大国七夕日養良作曲於長生殿之、其時冷風吹来、因名秋風楽」という。

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