端切(読み)はしきれ

精選版 日本国語大辞典 「端切」の意味・読み・例文・類語

はし‐きれ【端切】

〘名〙
牛部屋の臭ひ(1916)〈正宗白鳥〉二「蜜柑の皮や駄菓子端切れの散らかってゐるのが」
普賢(1936)〈石川淳〉八「限り理想の端切(ハシキレ)には相違なく」

は‐ぎれ【端切】

〘名〙 裁ち残りの布切れ。はんぱな布切れ。はしぎれ。
※私の浅草(1976)〈沢村貞子〉こぎれやさん「間口一間の低い軒先きに、色とりどりの端切れがつるされていた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android