端くれ(読み)ハシクレ

デジタル大辞泉 「端くれ」の意味・読み・例文・類語

はし‐くれ【端くれ】

木などの端を切り落としたもの。切れ端。「木の端くれ
取るに足らない存在ではあるが、一応その類に属している者。多く、謙遜しながら自分を表すときに用いる。「芸術家端くれ
[類語]切片切れ切れ端断片欠けら破片小片一片片端端物瓦礫

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「端くれ」の意味・読み・例文・類語

はし‐くれ【端くれ】

〘名〙
① 木などの端を切ったもの。きれはし。かたはし。また、ある物のほんの一部分。わずかな量。はし。はしきれ。〔詞葉新雅(1792)〕
② とるに足りない存在であるが、一応はその同じ類に属している者や物事。つまらないもの。すえ。末流。はしきれ。
浮世草子西鶴織留(1694)三「まことに和哥のはしくれなる俳諧さへ」

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