紫の縁(ムラサキノユカリ)とは？意味や使い方

デジタル大辞泉「紫の縁」の意味・読み・例文・類語

「草くさの縁ゆかり」に同じ。
「かの―尋ねとり給ひて」〈源・末摘花〉

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[一] (「古今集‐雑上」の「紫の一本ゆゑに武蔵野の草はみながらあはれとぞ見る」による) いとしいと思う人や大切に思う人などに縁故のある物や人。草の縁。紫のゆえ。

※源氏（1001‐14頃）末摘花「かのむらさきのゆかりたづねとり給ひて、そのうつくしみに心いり給ひて」

[二] 「源氏物語」の「若紫」の巻の別名か。

※更級日記（1059頃）「むらさきのゆかりを見て、続きの見まほしく覚ゆれど」

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