絶対標定(読み)ぜったいひょうてい(英語表記)absolute orientation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「絶対標定」の意味・わかりやすい解説

絶対標定
ぜったいひょうてい
absolute orientation

対地標定ともいう。相互標定によってつくられた実体写真内の各点とそれに対応する地上点の座標をモデル縮尺の比で一致させること。実体図化機空中写真をセットする場合,内部定位,相互標定,対地標定の3段階の手続が必要である。したがって対地標定は図化機の投影レンズと写真,写真同士の相互関係を正す操作で,図化機の標定要素を操作しながら,位置,高さのわかっている地上点 (最小限2つの平面基準点,3つの高さの基準点) と,写真上の同じ点との数値が等しくなるように縮尺を正しく調整し,水準面の決定を行い,位置,方向,高さ,傾斜を定める操作。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android