芳村伊三郎(6世)(読み)よしむらいさぶろう[ろくせい]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「芳村伊三郎(6世)」の意味・わかりやすい解説

芳村伊三郎(6世)
よしむらいさぶろう[ろくせい]

[生]文政6(1823)
[没]1902.5.10.
長唄芳村流家元。本名中村万吉。3世芳村伊四郎の養子。初名金五郎から万延1 (1860) 年4世伊四郎を経て5世伊十郎となり,文久2 (62) 年立唄。 1875年新富座の囃子頭。 93年6世を襲名。『元禄風花見踊』『紅葉狩』などの初演の立唄をつとめた。その後,7世,9世,10世伊三郎は唄方ではなく三味線方であったが (8世は6世芳村伊十郎別名) ,1979年唄方の5世金五郎 (1944.2.5.~ ) が 11世を襲名し,今日にいたっている。なお,11世は8世伊十郎もあわせて継承した。

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