蛮絵・盤絵(読み)ばんえ

精選版 日本国語大辞典 「蛮絵・盤絵」の意味・読み・例文・類語

ばん‐え ‥ヱ【蛮絵・盤絵】

〘名〙
① 召具(めしぐ)舞楽の袍(ほう)、または調度につける一種文様鳥獣草花などの形を丸く表現したもの。名称については、南蛮絵略称とも、円形の盤であるところからとも、板の刷り形による絵のためともいう。
※小右記‐寛和元年(985)一〇月二五日「大将随身着盤絵衣下襲伊知比脛巾等」
② (蛮絵) 江戸時代西洋画のこと。南蛮絵。
随筆・退閑雑記(1797)「蛮絵などは写真鏡にうつして、そのままを画けばこそ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android