表層混合層(読み)ひょうそうこんごうそう(英語表記)surface mixed layer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「表層混合層」の意味・わかりやすい解説

表層混合層
ひょうそうこんごうそう
surface mixed layer

海洋表層水温塩分などの鉛直変化がほとんどなく一様である層。風や波浪作用や,秋から冬に海面を通しての冷却による対流現象により起こる。日本周辺では,層の厚さが最大になるのは晩冬で,100~150mに達する。春になり,海面から熱を受けて水温躍層が形成されるようになると,混合層は薄くなっていく。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android