遠来(読み)エンライ

デジタル大辞泉 「遠来」の意味・読み・例文・類語

えん‐らい〔ヱン‐〕【遠来】

遠方から来ること。「遠来の客」

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精選版 日本国語大辞典 「遠来」の意味・読み・例文・類語

えん‐らい ヱン‥【遠来】

〘名〙
① 遠方から来ること。また、そのもの。
田氏家集(892頃)中・夏夜於鴻臚館餞北客帰郷「遠来賓館接歓娯、旬景交心白首倶」
※咄本・戯言養気集(1615‐24頃)上「扨々これは遠来の名物」 〔南斉書‐宗測伝〕
② 特に、遠く離れた名産地から到来した名酒についていう。
※虎寛本狂言・素襖落(室町末‐近世初)「常の御酒では有まいと存て御ざる。御遠来成らば今一つ給ませう」

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普及版 字通 「遠来」の読み・字形・画数・意味

【遠来】えん(ゑん)らい

遠方から来る。唐・韓〔左遷せられて藍関に至るり、姪孫湘に示す〕詩 知る、汝がく來(きた)る、應(まさ)にるべし 好し、吾が骨を收めよ、江の邊(ほとり)

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