鐘ノ段(読み)かねのだん

改訂新版 世界大百科事典 「鐘ノ段」の意味・わかりやすい解説

鐘ノ段 (かねのだん)

能《三井寺》の部分の名。シテ狂女が三井寺の釣鐘に戯れる場面をいう。この部分を独立させて,仕舞(しまい)または独吟一調として演じることも多い。長唄京鹿子娘道成寺》などに詞章が引用される。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android