阿倍安麻呂(読み)あべのやすまろ

朝日日本歴史人物事典 「阿倍安麻呂」の解説

阿倍安麻呂

生年生没年不詳
8世紀前半の官人。慶雲2(705)年従五位下,神亀5(728)年従四位下に昇る。霊亀1(715)年但馬守となり,同2年遣唐大使に任じられるが,のちに大使が交代して入唐しなかった。神亀(724~29)ごろ,風流侍従と称された(『藤氏家伝』下)。

(今泉隆雄)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「阿倍安麻呂」の解説

阿倍安麻呂 あべの-やすまろ

?-? 奈良時代官吏
但馬守となり,霊亀(れいき)2年(716)遣唐大使に任じられたが,病のため同年大伴山守と交替した。

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