非帯土壌(読み)ひたいどじょう(英語表記)azonal soil

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「非帯土壌」の意味・わかりやすい解説

非帯土壌
ひたいどじょう
azonal soil

変化過程が十分な長期間にわたらず,土壌として未成熟で,断面形態が発達していないため特定土壌型を示すにいたらない土壌。十分に発達した成熟土すなわち成帯土壌に対する語。河岸の沖積地や海岸砂浜砂丘などの新しい地形面上にみられる土壌,および山地段丘崖の急傾斜面で絶えず地表物質が流下する場所の土壌がこれに属する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android