精選版 日本国語大辞典 「鰧・虎魚」の意味・読み・例文・類語
おこぜ をこぜ【鰧・虎魚】
[1] 〘名〙
① オニオコゼ科やハオコゼ科に属するオコゼ類の総称。オニオコゼ、ダルマオコゼ、ハオコゼなど。いずれも形が奇妙で背びれの棘(とげ)に毒をもつ種類が多いが、俗には普通、食用とするオニオコゼをいう。古くから、山神の供物として捧げる風習がある。おこじ。《季・夏》 〔文明本節用集(室町中)〕
※謡曲・河水(1541頃)「小鱸鰐水母に、鰹魚虎魚(おこぜ)」
② 容貌の醜い女性のたとえ。
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