麻布菩薩(読み)まふぼさつ

百科事典マイペディア 「麻布菩薩」の意味・わかりやすい解説

麻布菩薩【まふぼさつ】

正倉院宝物の麻布に描かれた墨画の雲中菩薩像。力強い墨線や頭髪等に見られる濃淡墨色による量感表現奈良時代の豊かな表現力を示すと同時に,唐の影響の強さを物語るもの。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android