最新 地学事典 「βダイヤグラム」の解説
ベータダイヤグラム
βダイヤグラム
β-diagram
シュミットネットにβ軸を示したダイヤグラム。均一な構造特性を示す領域内で,着目する特定の面構造,例えば層面片理面あるいは特定の劈開面について,その走向・傾斜を多数測定し,これを等面積投影で大円として描く。これらの大円の交点(βまたはβ軸)をマークし,その点集中(maximum)すなわちβ集積(β-Häufung, これをβ軸ということもある)を求める。これをβ解析(β-analysis)という。βダイヤグラムは褶曲軸を統計的に図学的方法で求めるのに用いられる。ただし大円の交点(β)は大円の数に対して等差級数的に増えるので,面の測定値が数十以下の場合に用いられ,それ以上の場合にはπダイヤグラムが用いられる。
執筆者:小島 丈児
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

