面構造(読み)めんこうぞう

最新 地学事典 「面構造」の解説

めんこうぞう
面構造

foliation

露頭ないしは標本スケールで全体的に発達する岩石中の面的構造要素総称。片理(schistosity,phyllitic structure),縞状構造(compositional banding),片麻状構造(gneissic structure),劈開面(cleavage)のほか,剝離面(fissility),マイロナイトの流動構造(fluxion structure),火山岩類や深成岩類の流理構造(flow structure),扁平な礫などによる押しつぶし面構造(flattening foliation)などがあり,通常,堆積岩や火山岩中の初生的な面である層理面や節理面などは含まない。C.Darwin(1846)の命名による本来の意味は,鉱物構成ないしは量比の異なる薄層が互層する変成岩の構造であったが,近年は岩石種は選ばず,より広い面的構造要素の意味に使われるようになった。葉状構造という日本語訳は,ほとんど使われない。“s”面という記号はB.Sander(1911)により導入,P.G.H.Boswell(1929)により定義され,層理面も含むあらゆる面的構造要素について使われている。近年では大文字のSに添字数字をつけて,面的構造要素の性質や形成順序を示すことが多い。

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参照項目:線構造

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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