あいだれ

精選版 日本国語大辞典 「あいだれ」の意味・読み・例文・類語

あい‐だれ

  1. 〘 名詞 〙
  2. 甘えてなよなよとすること。
    1. [初出の実例]「驕(あい)だれの鳴音はまたも聞かれぬ」(出典白羊宮(1906)〈薄田泣菫小雀桂女)
  3. 女に甘いこと。また、その人。
    1. [初出の実例]「子共には古布子さへしてきせずに、太夫が所へ小袖してやるもくろみ、やくたいなしと申さふか、あいだれといはうか」(出典:浮世草子・傾城色三味線(1701)京)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android