鳴音(読み)メイオン

デジタル大辞泉 「鳴音」の意味・読み・例文・類語

めい‐おん【鳴音】

ハウリング
クジラカイギュウなどの水生哺乳類や一部の魚類・甲殻類などが、コミュニケーションエコーロケーション、あるいは威嚇などのために発する音。

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精選版 日本国語大辞典 「鳴音」の意味・読み・例文・類語

なり‐おと【鳴音】

  1. 〘 名詞 〙 鳴る音。おと
    1. [初出の実例]「は石のなりをと、は水のをとぞ」(出典:古文真宝桂林抄(1485頃)乾)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「鳴音」の意味・わかりやすい解説

鳴音
めいおん
singing

増幅された音声電流の一部が入力側に漏れて再び増幅され,異常発振を起す現象電話回線では,電話機には2本の線路が接続され,送話電流と受話電流が同じ線路を通るが,途中では上り下りの線路を分離して別々に中継増幅される。もし上り下りの間の分離が十分でないと,上り回線信号が下り回線に漏れて増幅され,再び上り回線に漏れて増幅を受けるなど,異常発信を起して鳴音を生じる。公衆電話網では,このような現象によって通信が妨害されないよう防止措置が講じられている。

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世界大百科事典(旧版)内の鳴音の言及

【伝送理論】より

…反響は伝搬遅延の長い衛星通信,あるいは海底ケーブルを用いた通信において大きな障害となる。また4線2線変換点における漏れにより,4線ループ内で起こる一種の発振現象を鳴音という。【辻井 重男】。…

※「鳴音」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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