共同通信ニュース用語解説 「アイヌ遺骨問題」の解説
アイヌ遺骨問題
人類学の研究の名の下、19~20世紀、アイヌ民族の墓地などから遺骨が持ち出された。経緯の記録が存在しなかったり、副葬品が散逸したりするなど、収集した大学の遺骨管理のずさんさも問題となった。2012年以降、アイヌの子孫らが返還や慰謝料の支払いなどを求め、相次いで大学を提訴。和解で一部の遺骨の返還が進んだ。全国の12大学などに保管されていた1500体以上の遺骨は、北海道白老町に来年オープンする「民族共生象徴空間」の慰霊施設に順次移送されている。
更新日:
出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報