アエチウス(その他表記)Aetius, Flavius

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アエチウス」の意味・わかりやすい解説

アエチウス
Aetius, Flavius

[生]396頃.シリストラ,ドゥロストルム
[没]454.9.21.
西ローマ帝国末期の将軍,政治家。騎兵長官ガウデンチウスの子。若年の頃西ゴート人やフン民族の人質となり,諸部族に関する知識を修得,ウァレンチニアヌス3世に絶大な影響力を及ぼし,3度執政官 (コンスル) となり (432,437,446) ,西ローマ帝国の実権を握った。 435年頃ウォルムスを中心とするブルグンド王国を滅ぼしたが,このことはドイツ中世の叙事詩『ニーベルンゲンの歌』の素材となった。 451年西ゴートと連合して,アッチラの率いるフン族を現パリ東北方のカタラウヌム平原の戦いで破った。しかし翌年アッチラがイタリアに侵入したときは,戦果を収めることはできなかった。権力の絶頂期に,のちの皇帝ペトロニウス・マクシムスの扇動でウァレンチニアヌスに殺された。

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