ウァレンチニアヌス3世(読み)ウァレンチニアヌスさんせい(その他表記)Valentinianus III; Flavius Valentinianus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウァレンチニアヌス3世」の意味・わかりやすい解説

ウァレンチニアヌス3世
ウァレンチニアヌスさんせい
Valentinianus III; Flavius Valentinianus

[生]419.7.2. ラベンナ
[没]455.3.16. ローマ
西ローマ皇帝 (在位 425~455) 。コンスタンチウス3世とガッラ・プラキディアとの子。幼少時は母が実権を握り,のちも将軍 F.アエチウスが実質的に支配した。無能で復讐心の強い人柄といわれ,バンダル族の侵入でアフリカ,ヒスパニア,ガリアを失い,さらにフン族のアッチラを破ったアエチウスをみずからの手で殺し (454) ,西ローマの衰退を招き,自身も暗殺された。なお,444年教皇レオ1世にくみして有名な勅令 17号を発し,ローマ司教 (教皇) の首位権を定めた。

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