アカメバル(その他表記)Sebastes inermis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アカメバル」の意味・わかりやすい解説

アカメバル
Sebastes inermis

カサゴ目フサカサゴ科の海水魚。体長 18cm。体は長卵形で,側扁する。眼は大きく,その前下方に鋭いとげが 2本ある。胸鰭軟条数は 15。背面側面暗赤色あるいは明るい茶色。胎生。北海道南部から九州,朝鮮半島南部に分布する。

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世界大百科事典(旧版)内のアカメバルの言及

【アカハタ(赤羽太)】より

…体色は淡紅色または朱赤色で,体側に幅の広い5本の横帯がある。和歌山各地でアカゴロウ,アカダシ,アカッペ,高知でアカバ,鹿児島でアカメバル,長崎でアカウオ,沼津でアカイなど各地の呼名もこの特徴に由来するものが多い。岩礁地帯やサンゴ礁域でふつうに見られる。…

【メバル】より

…色は深さによって極端に変化し,ごく浅いところにすむものは黒褐色であるが,深くなるにつれ赤みを増す。このためアカメバル,クロメバル,キンメバルなどとも呼ばれる。体側には不明りょうな5~6本の黒色帯がある。…

※「アカメバル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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