デジタル大辞泉 「アクベシム」の意味・読み・例文・類語 アク‐ベシム(Ak-Beshim/Ак-Бешим) キルギス北部の町トクマクの南西約8キロメートルに位置する村。6世紀から12世紀頃の仏教寺院の遺跡が発見され、唐代のオアシス都市スイアブ(砕葉)があった場所と考えられている。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アクベシム」の意味・わかりやすい解説 アク・ベシムAk-Beshim キルギス,トクマクの南西 8kmにある都城址。0.35km2の方形の城郭に,さらに 0.6km2の城壁をめぐらした区域が接している。ソビエト連邦時代にソ連の考古学調査団によってその一部が調査され,キリスト教教会(8世紀)や仏教寺院(7世紀末~8世紀初)が発掘されたほか,ソグド語の銘文をもつチュルギシュ(突騎施)の貨幣が多数発見された。発掘の結果,この都城址は 5世紀頃ソグド人によって建てられ,以後 10世紀にいたるまで繁栄していたことが判明した。イスラム地理書にみえるスーイ・アーブ(唐代の文献では砕葉城,素葉水城)の跡とされる。2014年世界遺産の文化遺産に登録された。(→シルクロード) 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報