アジェン

百科事典マイペディア 「アジェン」の意味・わかりやすい解説

アジェン(牙箏)【アジェン】

朝鮮半島のロング・ツィター属の擦弦楽器。7弦。七つの可動柱をもち松脂を塗ったれんぎょうの木の棒で擦奏する。高麗時代(10世紀中ごろ―16世紀)に中国から伝わり,当初は唐楽タンアク)に,後にはヒャンアク郷楽)にも用いられた。1960年代には民俗音楽用に改良されたサンジョーアジェン(散調牙箏。宮廷音楽用のものより小型で8弦)も出現。通常ヘグム奚琴)と一緒に奏され,低音部を担当。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む