精選版 日本国語大辞典 「あじのすむ」の意味・読み・例文・類語 あじ‐の‐すむあぢ‥ 枕 アジカモがいつも住んでいるところから、「須佐(すさ)の入江」にかかるという。須佐は紀伊、出雲あるいは東国か未詳。一説に、アジの住む渚(す)の意で、同音を含む須佐にかかるという。また、実景として枕詞とはみない説もある。[初出の実例]「味乃住(あぢノすむ)渚沙(すさ)の入江の荒礒松(ありそまつ)我(あ)を待つ子らはただ一人のみ」(出典:万葉集(8C後)一一・二七五一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例