法則の辞典 「アズベル‐カーナー効果」の解説 アズベル‐カーナー効果【Azbel-Kaner effect】 金属の単結晶の表面と平行に磁場をかけ,これに垂直にマイクロ波電場を加える.低温条件下で,結晶が十分に高純度で,異常表皮効果を起こすようなものであれば,表面抵抗が磁場の強さ H の変化につれて振動するのが観測される.この現象をいう.アズベル‐カーナー共鳴と呼ばれることもある.半導体の場合にはこれに対応する現象を「サイクロトロン共鳴」と呼んでいる. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報