アッコン(その他表記)‘Akkā[アラビア],Acre[英]

山川 世界史小辞典 改訂新版 「アッコン」の解説

アッコン
‘Akkā[アラビア],Acre[英]

アッカー,アクルともいう。イスラエル北西部の都市ローマの東方征服拠点で,2世紀以来,司教座があった。638年イスラーム教徒に占領されたが,1104年には十字軍による奪還作戦が成功裏に進められた。1187年サラディンに奪い返されるも,91年十字軍兵士が再び手中に収め,聖ヨハネ騎士団が管理。1291年にマムルーク朝,1517年にはオスマン帝国が征服。

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旺文社世界史事典 三訂版 「アッコン」の解説

アッコン
Akkon

シリア地方の地中海沿岸の港市ヘブライ語ではアッコAkko,アラビア語ではアッカーAkka
1104年十字軍勢力が占領,87年アイユーブ朝のサラディンに奪回されたが,91年第3回十字軍の際リチャード1世が再び占領した。以後,十字軍勢力の拠点となり,ヨハネ騎士団によって管理されたが,1291年マムルーク朝によって陥落した。これにより,十字軍勢力はシリア地方から完全に撤退した。

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