アッバース家(その他表記)al-‘Abbāsīyūn

山川 世界史小辞典 改訂新版 「アッバース家」の解説

アッバース家(アッバースけ)
al-‘Abbāsīyūn

アッバース朝の支配家系。預言者ムハンマドの叔父アッバースの子孫が,預言者の一族による政権樹立をめざし,政治宗教的な教宣活動を指導。749年ウマイヤ朝を破り,アッバース朝革命を達成した。アッバースの玄孫アブー・アルアッバース(サッファーフ)が初代カリフ即位。その後37代にわたって王朝を支配した。アッバース朝滅亡後もその子孫は,各地で過去の王朝の権威を体現する者として敬愛された。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android