アテナの聖域(読み)アテナのせいいき

世界の観光地名がわかる事典 「アテナの聖域」の解説

アテナのせいいき【アテナの聖域】

ギリシアの首都アテネの北西約178km、かつてパルナッソス山にあった古代ギリシアの都市国家(ポリス)の神殿遺跡(デルフィ遺跡)の中にある、アテナを祀るアテナプロナイア神殿を中心とした一角。アテナ神は、古代、デルフィの人々が守護神として崇めていたギリシア神話の女神である。◇この聖域は「マルマリア」(「マルマロ」が「大理石」という意味で、「マルマリア」は「大理石の遺跡」という意味)とも呼ばれる。この聖域の中に、紀元前6世紀建造の旧アテナ神殿、紀元前4世紀の新アテナ神殿のほか、宝庫、デルフィ遺跡の神殿群の中で最も美しいといわれていて、紀元前380年ごろの建造と推定されている円形建造物(トロス)がある。なお、アテナの聖域にはアポロン神殿遺構を中心としたアポロンの聖域が隣接している。より高い場所にあるアポロンの聖域から、アテナの聖域の全体を見渡すことができる。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

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