ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説
アドルフ・フォン・ナッサウ
Adolf von Nassau
[没]1298.7.2. ウォルムス近郊ゲルハイム
ドイツ王 (在位 1292~98) 。ナッサウ伯。ハプスブルク家の神聖ローマ皇帝ルドルフ1世の死後,ケルン大司教ら選帝侯の支持で国王に選ばれた (皇帝位は教皇から承認されなかった) 。しかし中部ドイツに一大領邦を建設しようとする意図は諸侯の不信を買い,1298年諸侯から廃位を宣せられ,ドイツ王の後継者に選ばれたハプスブルク家のアルブレヒト1世の軍に敗れ,没した。
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