20世紀西洋人名事典 「アドルフブッシュ」の解説
アドルフ ブッシュ
Adolf Busch
1891.8.8 - 1952.6.9
ドイツ,米国のヴァイオリン奏者,作曲家。
元・ベルリン高等音楽学校教授。
ドイツ出身。
別名Adolf Georg Wilhelm Busch。
ケルン音楽院でヴァイオルンをヘスに学び、ボンで作曲をグリュタースに学ぶ。1912年ウィーン・コンツェルトフェラインのコンサートマスターとなり、’18年ベルリン高等音楽学校教授となる。’19年ブッシュ弦楽四重奏団を結成し、ベートーベンの解釈で一時代を画す。’26年バーゼルに移り、ブッシュ室内管弦楽団を組織し、指揮活動も始める。’40年米国へ渡り、マールボロ音楽祭を主宰して活躍する。作曲家としてもレーガーの影響を受け、交響曲の他、多くの室内楽曲を残す。指揮者フリッツの弟である。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報