日本大百科全書(ニッポニカ) 「コンサートマスター」の意味・わかりやすい解説 コンサートマスターこんさーとますたーconcertmaster オーケストラの第1バイオリン奏者で、調弦を指示し、合奏を率い、バイオリン独奏部を担当する。練習や演奏会において、指揮者の代行をすることもある。大オーケストラにおいては、複数のコンサートマスターを有している場合が多く、第2バイオリンやビオラ、チェロの首席奏者にも、この名称が与えられることもある。17~19世紀の宮廷楽団においては、ヨハン・マッテゾンが1739年に著した当時の音楽百科事典『完全なる楽長』によると、「器楽音楽の総帥」としてオーケストラ指揮者の機能を有していた。[樋口隆一] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コンサートマスター」の意味・わかりやすい解説 コンサート・マスターconcertmaster オーケストラの第1バイオリン首席奏者。楽団の指導的役割を果し,独奏部を演奏したり,ときには指揮者の代理をつとめる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報