アナログ物質(読み)アナログぶっしつ

最新 地学事典 「アナログ物質」の解説

アナログぶっしつ
アナログ物質

analog material

長大な時空スケールまたは高温・高圧下での地質現象・鉱物物性を,単純なモデルで再現する模擬的室内実験(アナログ実験)に用いる物質。以下のような例がある。1)地質構造形成過程の再現に用いられる,石英砂・マイクロビーズ(地殻のアナログ物質),高粘性流体シリコンパテ・塑性流体パラフィンワックス(延性的リソスフェア),低粘性流体グルコースシロップ(アセノスフェア)など。2)結晶の動的再結晶や焼鈍に伴う微細構造のその場観察に用いられる,オクタクロロプロパンや樟脳。3)マントル最下部のポストペロブスカイト型MgSiO3の物性の解明に用いられる,低圧で安定な同型物質のCaIrO3など。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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