20世紀西洋人名事典 「アニービバンティ」の解説
アニー ビバンティ
Annie Vivanti
1868 - 1942
イタリアの作家。
ロンドン生まれ。
政治亡命者の子としてロンドンで生まれた。イタリアに入った後、文豪のカルドゥッチの愛を受けた。1891年、自伝的小説「マリオン」により成功を収めた後、約10年文筆を中断し、その後色合いの濃い通俗なセンチメントに訴える小説群「飽くなき者たち」(1911年)、「ジブシー娘」(’18年)、「わが罪」(’27年)等を発表し、流行作家となった。カルドゥッチが処女詩集の「リリカ」(1890年)に序を寄せた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報