アフチタル石(読み)アフチタルせき

最新 地学事典 「アフチタル石」の解説

アフチタルせき
アフチタル石

aphthitalite

化学組成(K,Na)3Na(SO42鉱物硫酸カリ鉱とも。三方晶系,空間群Ⅴ,格子定数a0.5677nm, c0.7333, 単位格子中1分子含む。薄~厚板状結晶で,あられ石に似た擬六方の双晶をなす。他に塊状・皮殻状・刃状集合。無~白~灰色,不純物によって緑~青~赤色などを示す。透明~半透明~不透明,ガラス光沢ないし樹脂光沢劈開{}に明らか,{0001}にわずか。硬度3,比重2.71。薄片では無色,屈折率ω1.487~1.491, ε1.492~1.499, 一軸性正。グラーザー石(glaserite)も同じ鉱物だが,現在この名前は使用しない。塩湖に重炭酸ソーダ石・硼砂などに伴うほか,岩塩鉱床にも産する。ベスビオ火山エトナ火山噴気孔(日本では北海道昭和新山)に昇華物としても産する。名称は,空気中で安定なため,ギリシア語の変質しない塩(afthitos als)に由来。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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