アマパ州(読み)アマパ(その他表記)Amapá

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アマパ州」の意味・わかりやすい解説

アマパ〔州〕
アマパ
Amapá

ブラジル北部の州。州都マカパ。アマゾン川河口部左岸にあり,北西フランス領ギアナおよびわずかにスリナムと国境を接し,北東は大西洋に面する。かつてはパラ州の一部であったが,1943年連邦政府直轄の准州として分離され,90年州に昇格した。大部分は熱帯雨林におおわれるが,海岸沿いにはサバナ地帯が広がる。主産業はマンガン採掘を中心とした鉱業で,ブラジルの主要鉱産物の一つであるマンガン鉱石の最大の産出地帯となっている。また林業も盛んで,家具材,薬用植物,ゴム,ブラジルナッツなどを産する。ほかに砂金採取,狩猟漁業などが行われる。アマゾン川にのぞむマカパから北部国境にいたる南北道路が延び,同市近郊のポルトサンタナ港から内陸の鉱山地帯へ鉄道が通じている。面積 14万 2359km2。人口 28万 9050 (1991推計) 。

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