アミソス(その他表記)Amisos

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アミソス」の意味・わかりやすい解説

アミソス
Amisos

黒海にのぞむ古代ギリシアの港町。前6世紀にミレトスまたはフォカイアが建設した植民市 (アポイキア ) であったが,前5世紀中頃にはアテネ人が入植し,ペイライエオス改名カッパドキアなど小アジア奥地と黒海を結ぶ交易要衝として栄えた。アレクサンドロス3世 (大王) 時代にも自治を認められたが,前 250年頃ポントス王国に併合された。王国滅亡後,ローマ領となり自治を認めた。周囲には肥沃海岸平野があり,西に向ってはハリュス河口までを領有した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む