あみだくじ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「あみだくじ」の意味・わかりやすい解説

あみだくじ
あみだくじ / 阿弥陀籤

数人で差額のある金銭を出し合って、菓子などを買うときに行うくじ引きの方法の一つ。数本の線を放射線状に書いて、その中心部に各人の負担金額、あるいはお使い役を書いておき、その上に硬貨をのせて隠すか、円形に切り抜いて、各人に線を引かせる。その形状阿弥陀仏(あみだぶつ)の後光に似ているところからこの名称が生まれたといわれ、江戸末期のころから流行し始めた。現在では、昔の形状にこだわらずに行われており、単に「あみだ」ともいう。

[倉茂貞助]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

とっさの日本語便利帳 「あみだくじ」の解説

あみだくじ(阿弥陀籤)

阿弥陀(あみだ)の背後に描かれている後光のように放射線状に線を引き、その線の端に金額を書き、それを隠してくじを引いたことから。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

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