精選版 日本国語大辞典 「硬貨」の意味・読み・例文・類語
こう‐か カウクヮ【硬貨】
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本来は、貴金属で鋳造された貨幣の意味であったが、今日では金属でつくられた貨幣(coin)を、紙幣と区別して、硬貨とよんでいる。
それ以上に、国際金融上の用語として使われることが多い。すなわち、国際通貨基金(IMF)体制下では、為替(かわせ)管理がなく、金または金に裏づけられた米ドルと交換可能な通貨をいい、これに対し交換不能の通貨を軟貨(soft currency)といった。米ドルが1971年8月に金との交換性を停止したことによりその意味での硬貨はなくなったが、外国為替市場、国際金融市場で他国通貨と自由に交換でき、取引の決済や資金の運用・調達が自由にできる通貨を意味するようになっている。米ドルだけでなく、為替管理の撤廃、国際資本取引の自由化された主要先進国の通貨は通貨の交換性を有し、ハード・カレンシーとよばれるとともに、国際取引に使用され、かつ非居住者に保有される国際通貨の役割を一定程度担っている。具体的には、米ドル、ユーロ、円、英ポンド、スイス・フラン、カナダ・ドルなどが硬貨とされている。
[中條誠一]
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…貨幣ないし現金通貨について,その素材が金属か紙かによって鋳貨(硬貨)と紙幣に分類する見方がある。この分類によると,紙幣は広義に解されて,政府の発行する政府紙幣(狭義の紙幣)と銀行券(現在は中央銀行の発行する中央銀行券)が含まれる。…
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