山川 世界史小辞典 改訂新版 「アムリトサルの虐殺」の解説
アムリトサルの虐殺(アムリトサルのぎゃくさつ)
インドのパンジャーブのアムリトサルで起きた民族運動の弾圧事件。インド人の市民的な諸権利を制限するローラット法をイギリスが成立させると,1919年4月,ガンディーの呼びかけで全インド・ハルタールが決行された。4月13日,アムリトサルでは,ジャリヤーンワーラー・バーグ広場で一般市民が平穏に集会を開いていた。これに対して戒厳司令官ダイヤー将軍は軍隊を出動させて発砲を命令。公式発表によるだけでも379人を虐殺した。イギリス国民は将軍を英雄として遇した。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報