日本大百科全書(ニッポニカ) 「アメリカバク」の意味・わかりやすい解説 アメリカバクあめりかばくSouth American tapir[学] Tapirus terrestris 哺乳(ほにゅう)綱奇蹄(きてい)目バク科の動物。体高1メートル、体長2メートルほどである。ブラジルを中心とした南アメリカの低地に広く分布する。中南米には3種のバクがいるが、本種がもっとも数が多く、飼育例も多いため、新世界を代表するバクとしてこの名があるが、ブラジルバクともいわれる。[祖谷勝紀][参照項目] | バク 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アメリカバク」の意味・わかりやすい解説 アメリカバクTapirus terrestris; Brazilian tapir 奇蹄目バク科。体長約 2m。成獣の体色は赤褐色であるが,幼獣では黒地に白の縦縞模様がある。頸には短いたてがみ状の毛が生える。蹄 (ひづめ) は前肢に4,後肢に3個ある。尾は著しく短い。夜行性で,単独またはつがいで水辺にすむ。国際保護動物に指定されている。ブラジル,パラグアイ,アルゼンチンなどに分布する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報