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新世界 しんせかい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

新世界
しんせかい

大阪市浪速区南東部の一地区。天王寺公園の西に隣接する歓楽街で,1903年開催された第5回内国勧業博覧会の会場跡の西半分が大衆娯楽地とされたもの (東半分が天王寺公園) 。中心にある通天閣 (当初の高さ 75m。再建後 103m) は,パリのエッフェル塔模倣といわれ,第2次世界大戦中取りこわされたが,56年再建され,新世界のシンボルとして復活。映画館,劇場,飲食店が集中し,東京の浅草六区と対比される。南へ通じるジャンジャン横丁は林芙美子の『めし』の舞台として有名。

新世界
しんせかい
Novyi mir

ロシアの月刊文芸雑誌。ソ連作家同盟の機関誌の一つで,1925年1月に創刊される。初代編集長は A.ルナチャルスキーで,20年代には,M.ゴーリキーの『クリム・サムギンの生涯』や A.ベショールイの『血で洗われたロシア』などの大作,V.マヤコフスキーや S.エセーニンの詩を掲載し,30年代には M.ショーロホフ『開かれた処女地』『静かなドン』をはじめ,L.レオーノフ,V.イワーノフの傑作を発表。第2次世界大戦後も,A.トワルドフスキーが編集長となっていたフルシチョフ時代には I.エレンブルグ,A.ソルジェニーツィンの作品を掲載し,雪どけ派の牙城となっていた。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

新世界

新世界は、1912年(明治45年)7月に通天閣や遊園地「ルナパーク」が開業して生まれた繁華街。この初代通天閣は太平洋戦争中の43年に火事で焼け、解体された。現在の通天閣は56年に再建された2代目で、高さ103メートル。地元で「新世界100周年実行委員会」ができ、様々なイベントが計画されている。

(2012-02-24 朝日新聞 夕刊 大特集S)

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デジタル大辞泉の解説

しん‐せかい【新世界】

大航海時代以降にヨーロッパ人が新しく発見した、南北アメリカオセアニアなどの地域をいう。特に、アメリカを指していうこともある。⇔旧世界
新しく生活したり活動したりする場所。新天地。
[補説]地名・書名別項。→新世界

しんせかい【新世界】[地名・書名]

大阪市浪速(なにわ)区、天王寺公園の西に接する繁華街。明治36年(1903)に開かれた内国勧業博覧会の跡地の西半分に設けられた。通天閣などで知られる。
小尾十三の小説。昭和40年(1965)刊。

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百科事典マイペディアの解説

新世界【しんせかい】

大阪市浪速(なにわ)区南東部の一地区。天王寺公園の西隣にあり,1903年開催の第5回内国勧業博覧会跡地にあたる。通天閣を中心に映画館,劇場,飲食店が集まり,庶民的な娯楽街をなしている。

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世界大百科事典 第2版の解説

しんせかい【新世界 Nuevo Mundo[スペイン]】

15世紀から16世紀にかけてヨーロッパ人(とくにスペイン人)が発見した現在の南北アメリカ,カリブ海諸島の呼称。この言葉は1502年から04年ころにパリで発行されたとされるアメリゴ・ベスプッチの書簡体の小冊子《新世界Mundus novus》で初めて用いられた。1499年から1504年にいたるまで,イタリア人ベスプッチはスペイン国王,のちにはポルトガル国王に仕えて,現在の中央アメリカからブラジル,アルゼンチンに達する海岸線を調査し,コロンブスらが発見した土地がヨーロッパとアジアの中間に位置する新大陸,すなわち新世界であることを認めた。

しんせかい【新世界】

大阪市浪速(なにわ)区にある天王寺公園西隣の歓楽街。1903年に開かれた第5回内国勧業博覧会の跡地の東半分を天王寺公園とし,1912年西側に新世界をつくった。中央にパリのエッフェル塔をまねた通天閣(高さ75m)が建ち,ルナパークと称する娯楽場,映画館,演芸場などの並ぶ歓楽街としてにぎわった。通天閣は第2次世界大戦中撤去され,1956年に現在の高さ103mのものが再建された。【大沢 正敏】

しんせかい【新世界 Xīn shì jiè】

中国,上海で1915年に作られた総合遊戯場。すでに上海には屋上庭園とよばれる展望台と娯楽演芸とを組み合わせた施設が流行していたが,演劇,歌舞講談曲芸幻灯,スケート場等の新旧娯楽を1ヵ所に集中して,食堂,喫茶部等をも配し,比較的安い料金で多くの演目を楽しめるようにした新趣向の娯楽施設である。創業時の入場料は2角,1ヵ月の月極めは3元。内外の文明の接点である開港場にふさわしいものとして大衆にうけ,家族ぐるみの行楽の場として上海市民の娯楽に新生面を開いたのみならず,しだいに他都市にもひろがっていった。

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大辞林 第三版の解説

しんせかい【新世界】

新大陸 」に同じ。 ↔ 旧世界
新しい生活や活動のための土地。新天地。

しんせかい【新世界】

大阪市浪速なにわ区、天王寺公園の西に接する歓楽街。通天閣やジャンジャン横丁で知られる。

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世界大百科事典内の新世界の言及

【ベスプッチ】より

…のち1501‐02年と03‐04年,ポルトガル国王マヌエルの要請で東インドへの航路の発見などを目的としてブラジル沿岸へ航海。ベスプッチはこのとき目撃した土地がアジアではないと確信し,数通の書簡の中で〈新世界Mundus Novus〉という言葉を用いて新大陸であることを記した。これらの書簡は1503年に公刊されると,たちまちにして多数の読者を獲得し,各国語に翻訳された。…

※「新世界」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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