アラグア州(読み)アラグア(英語表記)Aragua

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アラグア州」の意味・わかりやすい解説

アラグア〔州〕
アラグア
Aragua

ベネズエラ北部,カリブ海に面する州。州都マラカイ。首都カラカスがある連邦区の西に接する州で,海岸山脈中にある。山脈は大きな山間盆地により南北に分けられ,盆地中央部には西のカラボボ州にまたがってバレンシア湖がある。熱帯気候で,内陸部は比較的雨量が多いが,沿岸部は乾燥。肥沃な農業地帯で,サトウキビジャガイモを中心に,豆類,コーヒー,綿花トウモロコシ,米,タバコなどを産する。牧牛も盛んであるが,多くの牧場農地に転換された。近年州都を中心に工業も急速に発展。カラカスと西のバレンシアを結ぶ鉄道が州北部を横断するほか,道路網がきわめてよく発達している。面積 7014km2。人口 119万 4982 (1990) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android