改訂新版 世界大百科事典 「アリハイヤー」の意味・わかりやすい解説 アリハイヤー (阿里海牙)Arikh-khaya生没年:1227-86 中国,元初のウイグル人の将軍。ビシバリク(北庭)の出身。皇太子時代のフビライに仕え,南宋遠征に参加,1273年(至元10)襄陽をおとしいれたのち,臨安に進むバヤン(伯顔)・アジュル(阿朮)の主力軍と別れ,湖南・広西地方を平定した。奥地の少数民族を服属させ,緬国(ビルマ)に出兵,占城(ベトナム)遠征計画にも加わり,湖広行省左丞相となった。晩年サンガ(桑哥)一派と争い,都で自殺した。執筆者:植松 正 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by