精選版 日本国語大辞典 「ビシバリク」の意味・読み・例文・類語 ビシバリク ( Bishbalik ) 中国、新疆ウイグル自治区東部、天山山脈東部の北側のふもとのオアシスにあった都市。唐代の七〇二年に北庭都護府が置かれて以来、清代の一八八二年にウルムチが新疆省の省都となるまで、天山北路の中心都市として栄えた。ジムサの北口にその遺跡がある。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビシバリク」の意味・わかりやすい解説 ビシバリクBishbalik 中央アジアの古代,中世の都市。ビシバリクとはトルコ語で5つの城の意で,中国の史書には別石把,別失八里などと写されている。中華人民共和国シンチヤン (新疆) ウイグル (維吾爾) 自治区の済木薩 (ジムサ) 付近にあった。天山の北麓を占め,漢代には車師後王国があり,唐代には北庭都護府 (→都護府 ) がおかれたので,中国では北庭と呼ばれた。この地が特に栄えたのはモンゴル時代で,西方への交通路の重要な駅であった。モンゴル時代以後は衰えた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by