海の事典 「アリューシャン海流」の解説 アリューシャン海流 アリューシャン列島沿いにその南側を西に流れる海流。アラスカン・ストリームとも呼ばれる。アラスカ湾北岸沿いに西流するアラスカ海流に元を発する。亜寒 帯循環を構成する海流の流速は数cm/sと一般に弱いが、アリューシャン海流の部分の流速は十数cm/sに達する。この海流で運ばれた水のほぼ半分はアム チトカ海峡を通ってベーリング海にはいるが、残りはアッツ島の西まで西進してから北上して、西部亜寒帯循環の水と共にベーリング海にはいる。 (永田) 出典 (財)日本水路協会 海洋情報研究センター海の事典について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アリューシャン海流」の意味・わかりやすい解説 アリューシャン海流アリューシャンかいりゅうAleutian Current 北太平洋のアリューシャン列島の南,列島と亜寒帯海流との間を西流する幅狭い海流で,アラスカ海流の一分派。亜寒帯海流の別称としてアリューシャン海流の名を用いることがあるが,区別するのが適当。西流したこの海流は,主としてコマンドル諸島東方の水道からベーリング海に流入する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by