法則の辞典 「アルダー‐シュタイン則」の解説 アルダー‐シュタイン則【Alder-Stein's rule】 ディールス‐アルダー反応の生成物の立体構造に関する経験則.以下の四つの規則の総称である. (1) 親ジエン基に対してジエンは常にシス付加をする(シス付加則). (2) 二重結合の重なりが最も大きくなるような配置をとって付加する(一般選択則). (3) 脂環式化合物の γ-オキシ酸は,互いにエンド型であるときにラクトンをつくりうる(ラクトン則). (4) 脂環式化合物の1,2-ジカルボン酸はシス型であるときに無水物をつくりうる. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報