法則の辞典 「ラクトン則」の解説 ラクトン則【lactone rule】 ハドソンのラクトン法則*ともいう.ラクトン環の位置と旋光方向との間の関係を表す経験則.マンノン酸やグルコン酸などのオキシカルボン酸の立体構造を,カルボキシル基を上端においた投影式で描き,下方にあるヒドロキシル基と結んでラクトン環をつくらせた場合,炭素骨格鎖よりもラクトン環が右側にできれば右旋性,左側にできれば左旋性となる. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報