ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説
アルナルド・ダ・ブレッシャ
Arnaldo da Brescia
[没]1154. ローマ
イタリアの教会改革者。生地ブレッシャで聖職売買や妻帯などの聖職者の堕落を批判して追放され,フランスに亡命して P.アベラールの教えに接した。教皇の赦免を得て,1145年ローマにおもむき,おりからのローマ市政改革運動に身を投じて,教会の世俗権を糾弾して聖職者の使徒的生活への復帰を説いた。 54年教皇との取引で神聖ローマ皇帝フリードリヒ1世 (赤髯王) がローマ市を制圧し改革派を抑圧したとき,アルナルドも捕えられて火あぶりの刑に処せられた。
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