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聖職売買 せいしょくばいばいsimony

翻訳|simony

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

聖職売買
せいしょくばいばい
simony

キリスト教において金銭や物品を媒介にして聖職やその権限を売買すること。英語の simonyは,ペテロから聖霊の能力を買取ろうとしたシモン (魔術師シモン) の故事 (使徒行伝8・18以下) に由来する。

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百科事典マイペディアの解説

聖職売買【せいしょくばいばい】

ラテン語シモニアsimonia,英語simonyなどの訳で,聖霊を受ける力を金銭で得ようとしたシモン・マグスの故事(《使徒行伝》8:18以下)にちなむ語。シモニアには,聖なる事柄を金銭で左右しようとする態度,免罪符(贖宥状)の授受なども含まれるが,特に教会や修道院の聖職を経済的取引の対象とすることを指すようになり,教皇グレゴリウス7世の叙任権闘争はその禁止を目するものでもあった。

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世界大百科事典 第2版の解説

せいしょくばいばい【聖職売買】

サマリア人シモン・マグスが使徒ペテロとヨハネに対して,金銭を提供することによって聖霊の降下を依頼したという《使徒行伝》(8:18~24)の故事にちなみ,ラテン語ではシモニアSimoniaと言う。シモニアとは本来,霊的な事がらや神聖な事がらを金銭その他の手段によって獲得することを意味し,贖宥(しよくゆう)状(免罪符)取引なども含められていたが,一般的には教会や修道院の聖職を売買する行為をさす。ゲルマン的私有教会制のもとでは,国王は自己支配下の教会・修道院の聖職者を自ら任命し,それに対する対価を求めていた。

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